2008年3月27日木曜日

重過失致死で中国人を逮捕

室蘭港に停泊中の外国船でおととい、乗組員の中国人男性が死亡しているのが見つかった事件で、警察は機関士のワン・シャオジャン容疑者を重過失致死の疑いで逮捕しました。調べによると、ワン容疑者は、電動式の船倉の扉を誤って閉めて、男性の首を挟んだということです。ワン容疑者は容疑を認めていて、扉の操作をしたのは、初めてだったと話しているということです。

2008年3月20日木曜日

コープさっぽろ 衣料品事業を再編 事業の分離独立さらに

生活協同組合コープさっぽろ(札幌)は十九日、完全子会社のコープ衣料(同)の全事業を子会社の三喜協同衣料(同)に二十一日付で譲渡し、衣料品事業を再編すると発表した。非食品事業の分離独立を進めて同生協本体の経営再建を加速させるとともに衣料品事業の基盤強化を図る狙い。
 同生協は経営危機後の二〇〇一年、衣料品事業を分社化してコープ衣料を設立。併せて経営ノウハウを吸収するため、衣料品量販大手の三喜(千葉県柏市)と折半出資し三喜協同衣料を設立した。
 三喜協同衣料は五店舗の運営で、〇七年度の売上高は約十億円の見込み。三十三店舗体制のコープ衣料は〇七年度で売上高五十八億円を見込むが、設立以来、赤字経営が続いている。このため同生協は、店舗を標準化せず、地域ごとに商品構成を変える三喜のノウハウや仕入れルートなどを活用するため、三喜協同衣料への事業譲渡に踏み切った。譲渡額は約六億円。
 三喜協同衣料は三喜から追加出資を受け、出資比率を三喜60%、同生協40%にするほか、六月には社名を北海道三喜に変更。コープ衣料の既存店てこ入れなどで三年後に売上高百億円を目指す。

2008年3月14日金曜日

道内の中学校で卒業式

道内の多くの公立中学校で14日、卒業式が行われ、函館でも卒業生ひとりひとりに卒業証書が手渡されました。14日は全道672校ある公立中学校のうち札幌や函館、帯広などあわせて416校で卒業式が行われました。このうち函館市の光成中学校では、3年生42人が卒業式に臨みました。式では卒業生の名前が読み上げられ、卒業生らは大きな声で返事をしてひとりひとり卒業証書を受け取っていました。続いて、籔岸清校長が「どんなときでも思いやりや誠実な心を忘れず目標を持ってがんばってください」と祝いのことばを贈りました。このあと、卒業生全員で記念の歌を歌い卒業を祝いました。女子生徒の一人は「いつもみんなで仲よくやってきたので別れるのがとても寂しい。将来の夢を実現できるよう、高校では勉強をしっかりがんばりたい」と話していました。公立中学校の卒業式は今月16日までに道内すべての学校で行われ、5万人あまりが卒業するということです。

2008年3月10日月曜日

夕張プール被害 道に支援要請

夕張市内で、ただひとつの市営プールの屋根が雪の重さで崩れ落ちた問題で、夕張市の藤倉市長が10日、道庁を訪れ、施設の復旧方法などについて支援を要請しました。10日、道庁を訪れた夕張市の藤倉市長は、道・建設部の猪俣茂樹部長と会談しました。この中で藤倉市長は、「プールの復旧方法などを検討することは、市の現状の体制では非常に困難だ。復旧に向けた技術的な支援や対応策について、助言をいただきたい」と述べて、プールの復旧に向けた支援を求めました。これに対し、猪俣部長は「出来る限りの支援を行いたい。具体的な内容はこれから検討したい」と述べました。会談後、藤倉市長は記者団に対し「財政破たんした夕張ではあるが、今回の問題は子どもの教育に関するものであり、万全の対応をしたい」と述べました。夕張市では今後、道などの調査の結果をまって施設を修理するか、閉鎖されている他のプールを再び利用するかなどについて検討することにしています。

2008年3月6日木曜日

民放FMを違法中継 電気店社長逮捕 法定超える出力で送信 中標津

【中標津】中標津署は五日、電波法違反(FMラジオ中継用無線局の不法開設)の疑いで、根室管内中標津町の電気店社長の男(57)を逮捕した。
 同署によると社長は一月上旬から二月下旬の間、自宅など二カ所にアンテナを設置して受信した民放FMラジオ番組を、認められている出力の百五十倍の七万五千マイクロボルトで送信した疑い。北海道総合通信局の告発を受け同署が調べていた。社長は「出力は弱く違法なことはしていない」と容疑を否認しているという。
 同町内で聞けるラジオはNHKだけ。民放ラジオ放送を求める町民は多く、今冬は「民放が聞こえるようになった」と話題になっていた。社長は逮捕前、北海道新聞の取材に、「町の人に喜んでもらっている」と話していた。無断で送信された民放局(札幌)は「開局以来初めての出来事」と当惑。中継局設置には億単位の費用が必要で「当面予定はない」(同局)という。

2008年3月1日土曜日

3年分の「一瞬」見て 札平岡高写真部が卒業展

 札幌平岡高写真部の「卒業展」が、札幌市清田区のイオン札幌平岡ショッピングセンターで開かれ、買い物客らの関心を集めている。
 出品しているのは同高三年の吉田征五さん(18)、渡辺貴絵さん(18)、林佑樹さん(18)の三人。
 学園祭のステージでドラムをたたく生徒や、体育館に並んで一斉に跳びはねる四十人の生徒など、仲間の生き生きとした表情を切り取った作品約五十点が並ぶ。
 円山公園や北海道開拓の村、平岡公園を舞台に、友人や紅葉を撮影した作品も色鮮やかに壁面を飾っている。
 高校三年間で一万枚以上の写真を撮ったという吉田さんは「写真は、一瞬を切り取って記憶に残すことができ、ほかの人にも伝えることができるのがいい」という。
 卒業後の進路は吉田さんが進学、渡辺さん、林さんが就職とばらばらだが、三人とも「写真を続けていきたい」と笑顔で話した。七日まで